医療技術部
医療法人社団 三慈会 釧路三慈会病院の医療技術部をご紹介します。
医療技術部は、患者様のための診療を医師、看護部と 連携し、技術面で支援する部門で、 薬局、生理検査科、放射線科、リハビリテーション科、臨床工学科、栄養科の部門からなる組織です。
医療技術部の理念は「専門職として診療支援の質の向上を図り、診療部門との密接な協力体制を築く」です。
患者様本意の診療に徹し、診療部門への迅速な診療情報の提供に努めることは基より、部門間の交流を促進し、相互の技術水準の向上を図ることを目的としています。さらに臨床診療における専門的研究の取り組みを推進し、各種学会・研究会への参加の促進と論文化を行い地方からの情報発信もしています。
放射線科
放射線科では、主に整形外科および循環器領域の検査を行っています。
X線撮影、骨密度測定、トモシンセシス、血管造影検査、CT検査、MRI検査、RI検査を組み合わせ、診断に役立つ画像を提供します。
当科では年間約450件の撮影件数を有しています。
診療放射線技師9名と事務員1名が、安心して検査を受けていただけるよう心掛けています。
臨床検査科
病気かどうかの判断や、その原因を調べたり、治療の効果を見るために行われるのが臨床検査です。患者様から採取された血液や尿などを調べる「検体検査」と、直接患者様を対象に行う「生理機能検査」に大きく分けられます。
当院検査科は、生理機能検査を主体に5名の技師で、心電図、脈波伝導速度、呼吸機能検査に始まり、各種超音波検査(心臓・腹部・血管)、ホルター心電図解析、睡眠時無呼吸検査とその治療に用いられるCPAPのデータ管理などを行っています。
通所リハビリテーション
通所リハビリテーションとは、施設に通っていただき、入浴・食事・運動のサービスやリハビリテーションを受けて頂く場所です。サービスの目的として「利用者様がご自宅で可能な限り、自立した生活が行えるように体の機能を維持・改善していく」事を目標にお手伝いさせて頂いております。
当施設は1日20名の少人数制です。アットホームな雰囲気があり、職員・利用者様ともに和気あいあいとしております。リハビリでは集団体操・個別訓練を中心に行い、利用者様のニーズや生活目標に合わせた関わりを行っております。また、体や脳のトレーニングに「ふまねっと」という全身を使った運動も取り入れ、健康な体作りを目指しております。
臨床工学科
臨床工学科では医学と工学の知識を活かし、心臓カテーテル検査・治療、補助循環装置(IABP・PCPS)、ペースメーカー、血液浄化療法(血液透析・CHDFなど)に対する臨床技術提供と病院内で使用する医療機器(人工呼吸器など)の保守管理を行っています。
薬局
釧路三慈会病院薬局では、昨今の医療の目覚ましい進歩に伴い、大きく変化する薬剤師の専門職としての役割や、チーム医療の推進のなかで、良質な薬物療法の提供と医療の安全確保に貢献できるよう、医師、看護師など多職種との連携を通じて、患者様にとって安全安心な薬局をめざして行きます。
栄養科
栄養科では、入院中の患者様の栄養状態の維持管理や、退院後の食習慣の見直しの参考にしていただけるよう、栄養バランスや味付けなどに配慮し、毎月行事食を取り入れたお食事を提供しております。
入院される患者様のお食事が必要栄養量を満たしているか、過剰ではないか等を評価し、栄養状態が低下した患者様には、必要な栄養量を補給できるよう、補助食品の提供や、献立の個別対応を実施しております。また、食事療法が必要な患者様に対して、個別の栄養相談を行っております。その他、糖尿病患者様へ糖尿病透析予防指導も実施しております。